コロナ禍で「部活動をやめたい」という子どもにどう接すればよいですか。
2020.7.14
- 中学校教諭
コロナウイルス感染拡大で、不安になり「団体競技は(怖いから)もうやめようかな」 と言い出す子がいます。競技経験がない中で顧問になったので、競技の魅力を語ることもできないし、子どもたちになんと声をかけてよいか分かりません。
- 田中ウルヴェ 京
子どもによって、部活動を始めた理由も続ける理由も様々でしょう。そして、やめようかな、という理由も様々です。「やめようかな」という言葉の背景に、子どもたちのどんな気持ちが隠れているのかを想像してみたいものです。
コロナ禍はきっかけの一つで、「団体競技をやめて、他の競技をやってみたい」と思っているのかもしれませんし、「本当は続けたいけど、コロナが怖い」「どうしたら良いのか分からない」といった不安が背景にあるのかもしれません。
おとなにできるのは、子どもたちが本当の気持ちを話せる環境づくり、つまり聞くことです。「どんなことを不安に感じているのか教えて?」「どうしてやめようと思ったの?」などと声をかけて、子どもたちが自らの気持ちを整理し、次の行動を起こせるようにサポートしてあげてください。
コロナ禍はきっかけの一つで、「団体競技をやめて、他の競技をやってみたい」と思っているのかもしれませんし、「本当は続けたいけど、コロナが怖い」「どうしたら良いのか分からない」といった不安が背景にあるのかもしれません。
おとなにできるのは、子どもたちが本当の気持ちを話せる環境づくり、つまり聞くことです。「どんなことを不安に感じているのか教えて?」「どうしてやめようと思ったの?」などと声をかけて、子どもたちが自らの気持ちを整理し、次の行動を起こせるようにサポートしてあげてください。
監修者プロフィール
田中ウルヴェ 京 (たなかウルヴェ・みやこ)
1967年東京生まれ。1988年ソウル五輪シンクロ・デュエットで銅メダル獲得。日・米・仏のシンクロ代表チームコーチを10年間歴任。91年渡米し、米国大学院で修士号取得(専門はスポーツ心理)。日本スポーツ心理学会認定メンタルトレーニング上級指導士。トップアスリートからビジネスパーソンなど幅広くメンタルトレーニングを指導。2017年IOC国際オリンピック委員会マーケティング委員に就任。スポーツ庁スポーツ審議会委員。報道番組レギュラーコメンテーターを多数務めている。フランス人の夫と一男一女の母。