不登校が長期化した子どもに対し、どのようにアプローチすれば良いでしょうか?
2026.2.2
- 教職員・保護者
- 福島美由紀
長期間休んでいる子どもは、心身のエネルギーが枯渇している状態だと考えられます。「これ以上頑張ると壊れてしまう」という生体防御の反応であり、体が回復するための「大事な充電期間」だと捉え直すことが必要です。この時期は、いくら
言葉をかけても心身には届かないことが多いです。
言葉をかけても心身には届かないことが多いです。
回復の兆しは、エネルギーが少しずつ溜まってきたときに現れます。人間は本
能的に心地よい方向へ向かう性質を持っています。エネルギーが溜まれば、子どもは自ら動き出そうとします。この転換期にできるアプローチは、「好きなこと」を通じてエネルギーをチャージさせることです。ゲームでも読書でも構いません。好きなことで気持ちが上向く時間が増えてきたら、それが回復の兆しです。
能的に心地よい方向へ向かう性質を持っています。エネルギーが溜まれば、子どもは自ら動き出そうとします。この転換期にできるアプローチは、「好きなこと」を通じてエネルギーをチャージさせることです。ゲームでも読書でも構いません。好きなことで気持ちが上向く時間が増えてきたら、それが回復の兆しです。
「好きなこと」をきっかけに、学校とのつながりを少しずつ戻していきます。特定の教科や行事など、子どもが興味を持つものだけを刺激として与え、その子にとっての「心地いい」状態を学校で部分的に再現できるように工夫します。最後は、子どもの回復力と自ら育つ力を信じて見守る、という揺るぎない姿勢が大切になってきます。
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監修者プロフィール
福島美由紀 (ふくしま・みゆき)
スクールカウンセラーとして約20年間、小中高等学校で勤務。看護学校2校の非常勤講師として「カウンセリング理論」「メンタルヘルスマネージメント」の講義を担当。スクールカウンセリングでは、不登校、非行、いじめ、友人問題、発達障害のほか、育児不安や家庭の問題など、さまざまな悩みに対応。子どもや保護者の悩みを聞くだけでなく、教職員の相談、研修や講演会、教育プログラムなども手掛ける。

