感染症予防の教育

コロナ禍で学校は?子どもたちは?心のケア専門家、養護教諭らに聞く

社会応援ネットワーク「こころの健康サポート部」は、コロナ禍における教育現場の課題をふまえ、心のケアの専門家と教育関係者が直接やりとりできる機会づくりをめざし、2021年1月16日、オンラインイベント「感染予防のための学びと子どもの心のケア」をかながわ教職員組合連合と共催しました。 開会に先立ち、当団体代表の高比良美穂が、参加者の教職員に向けて「日々、学校現場の最前線で頑張っていらっしゃるみなさんに […]

Q 教員自身、十分な知識がない中、新型コロナや感染症についてどのように教えればよいのでしょうか。教材などがあれば知りたいです。

学校現場でよく使われている教材に、藤田医科大学感染症科の「コロナウイルスってなんだろう?」、日本赤十字社の「三つの感染症」、岡山大学の「新型コロナウイルスについていっしょに考えよう」などがあります。兵庫県では、これらの資料をベースにした上で、発症前2,3日前から感染力があること、マスクの効果、日本ではまだ子どもの死者が出ていないことなど、最新の情報も盛り込んで授業で展開しています。

Q 学習が遅れる中、子どもたちにコロナに関する指導をする時間をとることがなかなかできないでいます。どの時間、枠組みを使えばよいでしょうか。

学習指導要領で感染症が扱われているのは、中学校の保健体育に限られます。長期的には教科の中に感染症に関する教育を位置づける検討もされるかもしれませんが、子どもたちの感染症に対する正しい理解を深めるためには、学習指導要領で示された時間以外で特設の時間を作ることを考える必要があるでしょう。今年度は春の臨時休業により非常に厳しい教育課程の実施となっていますが、インフルエンザ流行による学級閉鎖、学校閉鎖に備えて確保している余剰時間を、コロナ教育に当てるなどが考えられます。